依存症、専門機関受診の勧め
② アルコールの分解・代謝過程(飲酒運転対策としても重要)を知っていること
- 2013年に行われた全国調査の結果から、アルコール依存症の人はわが国に約109万人いると推計されています。
- アルコール依存症は、飲酒のコントロールがもはや本人自身の力だけではできなくなっている病気です。体や本能が、理性を超えて強くお酒を求めている状態です。意志が弱いからアルコール依存症になるのではありません。また、アルコール依存症の方は、酔って騒いだり、乱暴する、酒癖の悪い人とは異なり、独りで静かに飲むこともしばしばです。
- アルコール依存症かそうでないのか、診断をしてもらうには、専門医の診察が必要です。その上でアルコール依存症という診断が下されたら、この病気からの回復には断酒するしかありません。アルコール依存症という病気は、お酒の飲み方をコントロールできない病気ですから、一旦この病気になると、回復のためにはその後お酒を全く飲まない生活が必要になります。しかしこれは簡単ではありません。