「節度ある適度な飲酒」とは?
② アルコールの分解・代謝過程(飲酒運転対策としても重要)を知っていること
- わが国の男性を対象とした研究のほか、欧米人を対象とした研究の結果、男性については1日当たり純アルコール10~19g、女性では1日当たり9gまでで最も死亡率が低く、飲酒量が増加するに従って死亡率も上昇するとされています。このため、通常のアルコール代謝能力を有する日本人の「節度ある適度な飲酒」とは、純アルコールで1日20g程度の飲酒とされています。
- もちろん、女性や高齢者、さらにはアルコール代謝能力の低い体質の方では、より少量の飲酒が望ましく、アルコール依存症の方では、一滴のお酒も飲まない断酒が必要となります。
- なお、もともと飲酒習慣の無い方に1日20g程度の飲酒を勧めるものではないことに御留意下さい。
- 20gの飲酒とはどのくらいの量でしょうか?ここで10gのアルコールを含む飲料を1ドリンクと定義します。
- 20gのアルコールつまり2ドリンクは、ビールでは中瓶1本、焼酎では0.5合、ウィスキーではシングル2杯もしくはダブル1杯、ワインでは小グラス2杯、日本酒では1合を指します。
- あなたはこれを聞いて、多いと思いましたか?それとも少ないと思いましたか?